●「わかる」能 基本的に、今回は能の謡曲本をまったく読んだことがないような観客に向けて作っています。能の持っている優れている点を抽出して、現代を生きている人間の速度感にそぐうように表現できないだろうか、ということですね。能の手法が確立した時…

●祝祭としての「能」 ただ一方で、能は、観客まで含めて考えると、やはり共同体(ムラなど)が全体で行っている鎮魂の儀式であり、自分たちの共同体をことほぐためのマツリなんです。だからそこは近代以降の芸術とはやっぱり違う。そこが僕の惹かれるところ…

チケット予約オープン!!

チケット予約が開始されました。お早めにご予約ください。 座席はエリア別の自由席です。 ◎エリアA 前売5300円(当日5500円) ◎エリアB 前売4300円(当日4500円) ◎ユースチケット(25歳以下) 2500円 ※ユースチケットは劇団でのみ…

ぶらぶら散歩1<日本庭園>

『オセロー』の公演が行われるのは、本館浦の日本庭園。ここは鬱蒼と繁る木立の中に池を中心に、転合庵、六窓庵、春草廬、応挙館、九条館と移築された5棟の建物が点在します。残念ながら、内部は一般公開はされていませんが、外観の美しさと時間の流れを味…

キャスト&スタッフ

『ク・ナウカで夢幻能な「オセロー」』原作/W・シェイクスピア 謡曲台本/平川祏弘 間狂言/小田島雄志訳「オセロー」による演出/宮城聰照明/沢田祐二 空間設計/田中友章 衣装/高橋佳代 演奏構成/棚川ヮ子 音響/AZTEC(水村良、千田友美恵) 舞台監督…

ク・ナウカで夢幻能な「オセロー」/内容

このたび、ク・ナウカでは、平川祏弘書下ろしの謡曲台本により、シェイクスピアの四大悲劇のひとつである「オセロー」を、デズデモーナをシテとした複式夢幻能形式を用いて上演するはこびとなりました。ク・ナウカがこれまで追求してまいりました「語り・動…

平川祏弘<複式夢幻能としてのオセロ>

弟ヒューバート・ウェーリーの回想によると、若い頃からアーサー・ウェーリーは西洋の演劇ではマーテルリンクの『ペレアスとメリザンド』などの夢幻的な雰囲気の作品が好きだった由である。 日本の能楽と能楽研究は長い歴史を持つが、明治四十二年(一九○九…

公演チケットに東京国立博物館の平常展入場券がついてます。

芝居を見る前に、国立博物館と秋枯れした公園散策はいかがですか。 公演チケットには東京国立博物館の平常展入場券が含まれています。 なお、<ぴあ>、<e+>でチケットを購入した方は、 公演当日、会場の受付にて、お渡しします。東京国立博物館:http://…

おトク情報其の1

ク・ナウカは東京国立博物館でよく遊ばせていただいています。 2003年には東洋館で『マハーバーラタ』を、2004年には本館前に野外特設舞台を組み『アンティゴネ』を、そして今年の夏には本館特別5室で『王女メデイア』を公演させていただきました。…

:01

演出家/宮城聰 はてなダイアリーで宮城県にリンクされてしまうことにちょっと抵抗を感じている46歳。 仙人然とした風貌と裏腹に「小さな巨人」と麿赤児氏をして言わしめる存在感。主食は霞ではなくて『くず餅』である。

この辺りのものでござる…

お初にお目にかかります。「ク・ナウカで夢幻能なオセロー」の○○助手をしております女人です。普段は賎の女のなりなどしておりますが、実は事情がございまして…。いやいや私めの事情・正体などは些末なことでございます。おいおいネタのない日にでもお話し致…

潜入成功…!

劇団紹介

ク・ナウカは、ソロ・パフォーマンスで高い評価を受けてきた宮城聰を中心として、美加理、阿部一徳、吉植荘一郎らによって1990年に結成されました。ロシア語で「科学へ」を意味するク・ナウカは、結成時から明確な方針を持って活動を進めています。いちばん…

[公演案内]2005年11月、東京国立博物館・日本庭園で上演

『ク・ナウカで 夢幻能な オセロー』原作:W・シェイクスピア 謡曲台本:平川祏弘 間狂言:小田島雄志訳「オセロー」による 演出:宮城聰 日 程:11月1日(火)〜13日(日)各日19:00開演 ※ただし、11月7日(月)は休演会 場:東京国立博物館/日…