kunauka2005-10-27


照明仕込みに平行して、役者たちのメイクチェックです。
メイクの終わった役者から仕込みを手伝っているので、だんだん誰だかわからない人が増えていきます。

加藤&大道無門 の男優コンビ。
女優の美しさばかりが取り上げられがちなク・ナウカですが、男優だって負けてません!
このメーキャップで、つなぎにジャージってところがちぐはぐでまた味がでております。
この顔で、イントレに登ってあかりを吊ってたりする姿には…ハッキリ言ってくらくらきますね。

       

こちらも美男子…と言いたい所ですが、こちらは旅の巡礼・ワキ方を演じる本多麻紀です。
凛々しくあらせられますなあ。こちらも着ているのはレインコートですが。

え?『俳優の素顔』じゃない?…確かに。すみません、m(_ _)m 

 
いよいよ明日初日を迎えるので、とりあえずこの問題に関しては答えを公表!
答えは、「片岡佐知子」さんでした!

音楽監督の棚川さんと、エンディングの曲の猛練習中にぱちり。
明日はすてきな演奏&演技を楽しみにしています♪

正答者はいなかった模様。
ささやかとはいえ、ファンならきっと喜んでいただける賞品だったんだけど…残念!
また、気が向いたらクイズなど出題しますので、どうぞよろしく。


日もとっぷりと暮れた東京国立博物館、一般の入場者と入れ替えにぞくぞくと集まってくるのは…ク・ナウカの俳優・スタッフ陣です。

今日は昨日つけられなかった囃子方部分の屋根をつけることが最優先事項。
しかし、さすがに晩秋ともなると非情にもあっさりと日はおちて、なかなか作業は難航しております。

舞台上では、作業灯のもと衣装合わせが行われます。
舞台上には作り物はなにもなく、お茶室を借景にしただけのシンプルな舞台だけに、衣装はいつにもまして重要!演出家のダメも妥協なく綿密です。

さてここで問題です。
今、舞台の上で衣装を着けてもらっているこの女優さんは誰でしょう?

ヒント:

☆今回は囃子方で得意の笛を担当します。

☆カッコイイ単車で稽古場、劇場どこにでも乗り付ける、activeな女性。

☆☆刀身・夕方・才能・刀剣… から推測してみてください。

答えが分かった方は、コメントにどうぞ!
正答者には、ご観劇の際にプチギフトご用意いたします。(はやいものがち)

kunauka2005-10-24


今日は、いよいよ東京国立博物館入りです!
よく晴れて気持ちのいい一日となりました。今日は『オセロー』出演者以外の俳優も仕込みのために集まっています!めちゃめちゃはりきっているのは、女優の「なっちゃん」です。どのくらい張り切っていたかというと、「眉尻が2センチほどいつもよりあがっているよ」(by 美加理さん)


舞台監督の小谷さんと舞台設計の田中さん。

さて、今日はロハメンバーについてご紹介します♪

ロハメンバーズは、ク・ナウカ特有のスカラシップシステムです。「ク・ナウカは全作品押さえたい、でもどうにもカネが続かない」という若きエンゲキ人のために『ロハメンバーズ』制度というものがあります。


・対象者=20代の演劇研究者、俳優、演出家、劇団スタッフ
・定員=10名(応募多数の場合は抽選)
・特典=今後1年間のすべてのク・ナウカ主催公演について、本番またはゲネプロに無料招待いたします。希望者は稽古見学もできます。
・レポート提出などの義務は特にありません。


いかがでしょう?毎年、年度ごと(4月〜翌3月)の募集となります。募集が近くなると、オーディション情報などと同様に、ク・ナウカの公演パンフに応募方法が載ります。興味のある方はチェックしていて下さいね!

ちなみに、ロハの名前の由来についてピンと来た方は、コメントをお寄せ下さい。なにかいいことがあるかもしれません。

今日は、アートネットワークジャパン主催の稽古場見学会。
ク・ナウカでは、ロハメンバーのように稽古場を見学できる制度を設けているけれど、今回のはANJ主催の、稽古場見学会。当然一気にたくさんの方が稽古場を見学することになり、稽古場にもちょっといつもとは違う雰囲気が漂います。

参加者の中から、代表で日大の角田さんが、感想を寄せてくださいました。
以下に掲載します。ありがとうございます!

 宮城氏によるレクチャーについて。
頭を使って注意深く話を聞きながら、考える材料をたくさん与えられる時間でした。表現者としての自覚から、ご自身の作るものにすごく責任を持ってらっしゃるのだなと思い、芸術に対する「誠実さ」を感じました。表現や物事の真理を追究する姿勢が“こんなこと考えてらっしゃるなんて面白い!”と思うような内容ばかりでした(上記の内容参照)。身体と言葉に関してとか特に。この姿勢は、どうやったらもっと派手に楽しく、観客に印象付けられるかを考えるエンターテインメントショーやブロードウェイミュージカルとは同じ舞台上でやる劇なのに、明らかに違う分野の仕事だと改めて思いました。知的好奇心をかなりくすぐられるレクチャー内容でした。
 稽古
稽古では、せりふは高校で勉強した古典調で能スタイルの舞台の中に、アフリカチックな楽器を操る音楽チームが場面を盛り上げる心地よい音を作り出し、動き役と語り役が独特の世界を作っていた。初めて稽古を見たときはびっくり!という感じでした。シェイクスピアのオセローを能でやっちゃうの?「〜けり」ってめちゃくちゃ日本語じゃん!しかもバックには世界の民族儀式で使われそうな太鼓や見たこともない楽器。そしてサイドに座る役者さん達はすごいエネルギーで迫り来る波のよう。すごいな〜の前に、パワーに圧倒されて驚き、怖かったです。宮城氏が演出の指示を出されるときは皆さん集中し、役者さんが頭を使って考えていらっしゃるのがわかった。劇団の稽古というと、妙にテンションが高い学生演劇の稽古イメージ(自分が学生なので・・)でしたが、ク・ナウカの稽古はきわめて落ち着いて、冷静な雰囲気が漂っていました。出来上がった舞台を見に行くのが非常にたのしみです。